人間誰だって、やり直せるものならやり直したいことがあると思うんです
今の自分をこうしたい、こう変えたい、こうだったらいいのに、もしあの時こうなっていたら、こうしていたら…
そういう願望は、誰の中にも必ずありますから
ブランド:tone work's official website
シナリオ:丘野塔也/魁/白矢たつき/龍岳来/和泉万夜/今科理央
公式サイト:月の彼方で逢いましょう
本作のOPが実はめちゃくちゃ好きで、これだけを1年前くらいから繰り返し聞いていたのですが、流石に我慢できなくなりついに購入。(4月くらいの話です)
エロゲを買う時に何を目安にするかは人それぞれで、そこにこそエロゲーマーとして問われるべき資質があるわけですが(そんなことはない)僕はライターとメーカー、そして意外にOPだったりします。
評判見てから買うことも多いんですけど、OPがよかったら衝動的に買ってしまうというか。もともと静止画MADが大好きなんですよね。だからOP買いしてしまうのはしょうがない。よくあるよくある。
メーカー/ライターだと余りやらかすこともないのですが、OP買いはたまーに外れもあったり。逆にOPのセンスが合わなくても名作はいっぱいあるんですけどね(Light系列とか)。
そんなこんなで初のTone作品である「月かな」プレイしました。……いやぁ、名作!
基本的に多人数ライターだとまとまりがつかなくなったり、テーマがバラけたり、人格がブレたり…など問題が多発するのですが、本作はそんなこともなくキレイにまとまってると思います。その部分はむしろ監督の腕なのでしょうけど。
Toneはどうやら王道を行きながらヒロインとの恋愛をきっちり描くメーカーだそうで。VA系列なのは納得ですよねぇ。サガプラが割と軽めのエロゲなら、Toneは重厚な純エロゲ的な。
なんか久々にちゃんとした恋愛モノをやったせいで、なんか、こう、心がちょっと死んでいきました…。*1
僕ももし学生時代に恋人がいたら、とかそんなことを考えてしましました。自分の人生に後悔なんてないはずなのに、あり得たかもしれない今と未来を夢想してしまうのはなぜでしょうね。
さてそんな自然な導入から今回の感想。
テーマは『後悔』。こいついっつも後悔の話してるな…
以下、ネタバレ注意。あと今回SF的余談多めです。
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