古明堂

『こめいどう』と読みます。主にエロゲの批評などをしております。

3月31日:『アオナツライン』『Geminism』など

プロデューサーさん!年度末ですよ、年度末!!

 

いやもうホント今年も1/4が終わるとか早すぎる…。

明けてましたね、今年もよろしくお願いします。

 

いや、年明け早々に更新しようかと思ったのですがちょっと別ゲーで忙しいというか…あまりにも『グラブル リリンク』『P3R』あたりが神ゲーすぎたというか…。

最近コンシュマーゲーの威力高くないですか?積みエロゲがどんどん増えていくんですが…。

 

次の日記は早くできる…はず!

頑張れ未来の自分!

 

そんな感じで以下感想。『戦国†恋姫EX 壱/弐/参』『アオナツライン』『Geminism』について。

 

ネタバレ注意で。

 

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12月30日:『天結いキャッスルマイスター』『天使☆騒々 RE-BOOT!』など

おわー、歳月人を待たず…。時の流れは早いですね。

年末にお疲れ様です。お久しぶりです。

 

のんびりだらだら続けていますが、最近はエロゲ自体の販売もだいぶ下火になってしまったんですかねぇ。コロナ前くらいは月に1,2本は欲しいメーカーがあったわけですが、最近は1本あれば良い方だったり。まぁ新規開拓してない僕も悪いのですが…。

 

忙しさも落ち着き(諦めたともいう)、ようやくメンタルがマシになってきました。うーむ、そろそろ環境を大きく変える時期かなぁ、とかなんとか。

 

そんな感じで以下感想。『天結いキャッスルマイスター』『AMBITIOUS MISSION アフターエピソード 1/2』『天使☆騒々 RE-BOOT!』について

 

今年もお疲れ様でした。来年もよろしくお願いしますね。

 

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水月 批評 -不確かだからこそ-(4676文字)

不思議だから、おとぎ話なんですよ。夢を見るためのお話なんですもの

 

ブランド:F&C・FC01

シナリオ:トノイケダイスケ

公式サイト:水月

 

実は前々から興味あったんですが、Grand Packageも発売されたしってことでプレイ。

いやー、分かっちゃいたけどやっぱ名作…。

 

民俗学と可能性が響き合うファンタジー…と纏め切れないのが、この水月の魅力なわけなのですけど、20年経っても色褪せない作品だなぁ。

もはや文学に片足突っ込んでるじゃん、と言うと僕が本物のオタクみたいですが、いやでも実際文学的な美しさを持ってるんだよ水月って!

 

まぁシステム周りの不便さとかはあるんだけど、これは年代物だからWin10で動くだけでも良しとしよう…。いや、買ったのはGrand Packageだからフツーにシステム周りも改修して欲しかったんだけどね。

 

ここで語った内容は臥猫堂さんの焼き直しになってしまってるけど、そういうものもあってもいいよね、ってことで一つ…。(ついぞ臥猫堂さんはまとめた記事を出さなかったし…)

 

しかし夏に相応しい物語を、夏にクリアできて実に満足。

そんな感じで、以下ネタバレ注意。

 

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7月10日:『クリミナルボーダー』『まおてん』など

いつもの感じです。お久しぶりです。

 

最近ホント暑いですねー。出不精な人間なので、たまに外に出るとビックリします。なんというか、大丈夫か地球…?というレベルで…。

 

この2,3ヶ月まじで忙しく、ストレスからか短期記憶が全く持たなくなってきました。家の鍵とかスマホとか…あーゆーのどこいったか忘れるんですよね…。脳の病気じゃないことを祈ってますが…。

 

そんな感じで以下感想。『クリミナルボーダー 1st/2nd offence』『まおてん』『けもの道☆ガーリッシュスクエア 1&2』について

ロープラ多めですが、1ヶ月のプレイってだいたいこんな感じじゃないでしょーか?(月1,2本のフルプラ出来ればぐらい?)

ネタバレ注意で~

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5月28日:『エヴォリミット』『1/1彼氏彼女』など

言うほどお久しぶりでは無いですがお久しぶりです。

 

だいぶ日記の存在をどうするか…。ということを悩んでいて、もうプレイした作品全部のせちゃえば良いんでねーの、に落ち着きました。

どっちかと言うと最近記憶が持たず「アレ、この本読んだっけ?」というのが多々あり、別サイト(アプリ?)で本は管理してるのでゲーム系はこっちでやるかー、という。

正直言えることが少なくなってきたので言わなくなってきたのですが、こういうのは言おうとしないと出ないものですからね…!何でもかんでも書いて書いて書きまくって、その中に原石の煌めきがあるというものなのです。

 

最近ちょっと思想的にあまり広げられていないので(これ多分分かる人にしか分からない感覚なのですが)、色々模索中ではありますがお付き合いいただければと…。

 

そんな感じで以下感想。『エヴォリミット』『1/1彼氏彼女/MiniFanDisc』『Lack Girl Ⅰ』について

ネタバレ注意で~。

 

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サクラノ刻 批評 -あなたと刻む詩- (20629文字)

ブランド:枕

シナリオ:すかぢ

公式サイト:サクラノ刻

 

刻は流れて──そしていつか詩となる。

 

ちょっと正直度肝を抜かれたというか。想像していた演出/ビジュアル/シナリオの全て上をいかれました。

期待度は相当高かったんですが、そのハードルを超えるとは…。

 

サクラノ詩はその終わり方に納得するのに時間がかかりましたが、確かにサクラノ刻はこれ以外の終わり方はないとすぐ感じました。物語としての完成ですね。エンタメ的にこれは前後編の後編と言って差し支えないでしょう。

 

詩に比べれば短いですが、僕はこれをキレイに収斂されているからこそだと感じています。うーむ、詩の風呂敷をよくここまで畳んだな…。

 

ケロQ/枕の作品はプレイしてから書き上げるのに長い時間を必要としていたのですが、今回は2ヶ月でした!これは早いのか遅いのか…。

しかし掛かった時間など関係なく、今持てる自分の限界を詰め込んだつもりです。

ちなみに前作「サクラノ詩」の批評を前提に作っています。ので、そちらをご覧になっていない方は先に「サクラノ詩 批評」を読んでいただけるとスムーズかと。

 

そんな感じで、以下ネタバレ注意。

 

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星空鉄道とシロの旅 批評 -灯り続ける星-(2207文字)

黒猫は古来より、とくに道に迷っているものを

正しい場所へ導いてくれるといいます。

その者があるべき場所へ帰れるように。

この世とは違う場所へでも……。

 

サークル:しらたまこ

シナリオ:さかき傘

公式サイト:星空鉄道とシロの旅

 

みんな大好き、しらたま先生のサークルより出された同人ノベルゲーの雄…星シロ!(その略称はあってます?)

メンツが強すぎるので名作なのはわかりきっていましたが、さかき傘氏の描くどこか温かい物語と、優しさが満ちるしらたま先生の絵が綺麗にマッチしていましたね。

背景やグラフィックも(幻想的でありながら)とても美しく、同人ノベルゲーとしての1つの完成形を見させていただきました。正直不満に思う部分がないというか…。

 

あ、でもシステム周りはちょっとアレでしたね…。

 

優れたプレイヤー諸氏なら、タイトルから宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」のオマージュなのだと気づくでしょう。

ただ一方でそのオマージュがどこまでなのか…。カルハはカムパネルラの立ち位置だろうけど、いずれ消え去る友人なのか…。

そこらへんの駆け引きがとても上手く、ドキドキしながらプレイすることができました。

熱中しすぎてギックリ腰になるくらいには…。

 

それでは、以下ネタバレ注意で。

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