お久しぶりです。生きております(定例挨拶)
日記として投稿するのは一年ぶりですね。前回の「すみれ」の記事で少し触れましたが、このブログ自体も3周年をもう迎えていて、気づけば元号も令和に…時の流れは本当に早いです。
記事としてのペースは落ちてきてしまっているのですが(2ヶ月に一本くらい?)、なんとか今年は10本くらい目指したいですね。いえ、今年はガラッと環境が変わってしまったので達成できるかどうかは分からないのですけど。
ただ、プレイしたゲームの数自体は減っているわけではなく(一時期Vtuberにドハマリしていたのでそれを除けば)一ヶ月に2本くらいのペースでクリア自体はしているんですよね。ただ「よし、記事書くぞー!」と思える作品と出会えないわけで…。*1
その上、デモンベインの10周年版とか、すばひびHDとかも積んでしまっているので、いずれはやりたいと思っています…いずれは…。
話は変わりますが、先日キャラ1に行ってきまして。実はああいったリアルイベントは初めてだったのですが、なんというか、こう、地獄感が凄かったですね…。Vtuberののらとと実況とか…いえ、否定するわけではないんですけど、地獄以外の言葉で形容できない空間があそこにはありました。うん、あれもまたひとつの情熱であり、青春ですよね!!
そんな感じで今回は『金色ラブリッチェGT』『空に刻んだパラレログラム』『はるとゆき、』『抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳はどうすりゃいいですか?』について。
以下、ネタバレ注意で。
金色ラブリッチェ-Golden Time-
きっと最後まで、笑顔でいられるわ
金色ラブリッチェのFD(続編?)に当たる今作。制作決定のお話を聞いたときには、正直「蛇足では…?」と思ってしまっていたのですが、意外とキレイに纏めたというか。賛否両論はあると思いますけど、個人的には満足しています。
あと、金ラブのExtra Bouquetについて、あり得るはずのないユメと僕は呼んだのですけど、フツーに別時空でのお話だったんですね…。いや、流石にそれは読めないよ。
けどまぁ、あれはあれで金色ラブリッチェという作品内で語るのなら、やはりああいった解釈が一番正当だと思うんですよね。
それが叶うかどうかは別として、僕たちにとっての黄金って何だよ?と聞かれてしまえば、あんなあり得るはずのないユメだったりして。わかりやすく言うなら、士郎(Fate)にとっての正義の味方的な「間違いなんかじゃないんだから――――!」とか言えるようなものなんです。
まぁ今作(GT)のテーマ自体は、金色ラブリッチェと同じものなので、ここで語ることもないのですけど、そのテーマを別方向で上手く表現してくるとは思いませんでした。キャラの持つ風船とか、グリーンフラッシュとか、いや、マジで言われるまで気づかなかった…。
あと個人的に面白かったのは絢華ですかね。ルートとかではなく、キャラ造形として「黄金に一番近い(けれど黄金には成れない)存在」の完成度がとても良かったです。あんまり言葉では言い表せないんですけど、「輝きの裏側」としての立ち位置が上手で(例えばテレビのスポンサーだったり、マリアの作り手だったり)けれどそれを物語に組み込みすぎないという心遣いも素晴らしいと思います。やはりさかき傘は天才…!
空に刻んだパラレログラム
憧れも、美しさも、努力も、
苦しみも、不協和音も、それら全てが煌めいている。
それら全てをひっくるめて―――
これが、青春というものだ
ウグイスカグラ第三弾。青春活劇に重きをおいた今作でも、ライターのクセの強さとキャラ一人一人の重さは相変わらずですね。大好き!
ここのライターはホントにクセのある文章を書くので、これに慣れてしまうと他が少し物足りなくなってしまいます。いまはイブニクル2をやってるので、あまり気にしてないのですけど、並行してプレイしているPieces辺りでは物足りないですね…。
各々が青春に求めるモノ、賭けるモノ、譲れないモノ…。
そうした違いや、そこから生まれる情熱や軋轢をキチンと描いており、(様々な)チームの課題として昇華させたのは流石の一言。人が死なななくてもシリアスは描けるんですよ!ということを言える作品って結構少ないんですよねぇ。それが良いか悪いかではなく、プレイヤーとしては違う緊張感の煽られ方をしたいというか…。
初心者向けウグイスカグラなので、もしプレイしてない方がいらっしゃいましたら、是非!イストリアはわりと玄人向けなので…。
でもタイトルは意味わからなかったな。語感で決めたのでは?感はあった。
お気に入りキャラはほたる先輩とイーリス、あと妖花。
ほたる先輩ルートはめちゃくちゃ楽しかったし、なんならTrueでも一人だけ主人公にアプローチしてたの最高でした。年上ヒロインが今熱い。
はるとゆき、
永遠なんてないと分かってる。……それでも、この子の傍にいたいと思った。
今作について、日記で書くかどうかちょっと迷ったんですけど、まぁいいかということで掲載。
というのも、わりと「はるとゆき、」に僕自身があまり高い評価をしてないんですよね。
理由としてはまぁいくつかあるんですけど、その最たるものが「永遠」に対するスタンスの違いだと思います。
本作では「永遠」というものを結構否定的に見ていて、永遠を生きれる幽霊を成仏させるのもその一環ですね。一応、作品的には来世というものがあって、という設定っぽいんですけど、女将ですらその存在はあるかどうかわからない、というスタンスですし。
で、僕は逆に「永遠」というものは本来求められて然るをべきものだと思っています。「めでたしめでたし」で終わるような物語はきっと、彼らの幸せがどこまでも続いていて「永遠」に笑顔でいられる世界…。そんなモノないとわかっていても、それは僕たちが自然と求めてしまうものなんです。
そこらへんの齟齬というか、本作のスタンスがいまいち理解できなかったですね。
もちろん、「永遠」を否定する理由をちゃんと言ってくれればよかったんですけど(例えばFateも永遠を否定してるけど、それは瞬間の中にある美しさを肯定しているからなのだな)、曖昧なままで終わってしまったため、なぜ別れを選んだのか、という点が最後まで理解できませんでした(特に傘ルート)。
同時期に似たような設定のセヴンデイズは「消える運命」だったので、永遠云々は特に考えなかったんですけどね。比較対象として見るなら、ななリンとかでしょうか。ただやはりこちらと比べても、未来への希望みたいなのがあまり描かれてなかったのでなんとも…。
あまりそういう事考えなくていいなら、わりとネコ/小羽ルートは良かったですね。
ネコは単純に僕の好みですけど、小羽は自分がいなくなっても受け継いでくれる人がいる、という一点で見れば綺麗にまとまってたので。
お気に入りキャラはトキさんと小羽。
抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳はどうすりゃいいですか?
バカゲー…と一言で表せないのが今作。
いや、発想自体はスゲーバカなんだけど、それを「作品」としてまとめ上げたのは純粋に凄いと思います。発想は馬鹿だけど。
シナリオタイトルとか、曲名とかに結構パロネタが多くて、メーカーがこの界隈を本当に好きなんだな、という思いがとても伝わってきました。表現方法に癖がありすぎるけど。
HARUKAZEとかもそうなんだけど、最近は同人からメーカーにみたいなパターンが多くて、とても良い流れだなと思います。
お気に入りキャラは奈々瀬。やはり相棒ヒロインは最高。
もちろん2も買います。みんなもぬきたしやろうぜ!
*1:これは作品の巧拙というより、僕がなにか語りたいことに出会えたかどうかなので、誤解なきように。