ここにいるすべての人のために

ノベルゲー・思想・小説なんでもござれ。思ったことをつらつら書いていきます。

斬魔大聖デモンベイン 感想  ―そして我等は、魔を断つ剣を執る― (7412文字)

 

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ブランド:Nitoro+

シナリオ:鋼屋ジン

公式サイト:http://www.demonbane.com/special1/

 

―――憎悪の空より来たりて

―――正しき怒りを胸に

―――我等は魔を断つ剣を執る

―――汝、無垢なる刃!デモンベイン

 

 

2003年に発売されたゲームながら、豊富なCG数と映像、そしてメカ!

13年前のゲームとは思えないクオリティですね。最近のゲームと遜色が無い、といえば嘘になるかもしれませんが、十分見劣りしないものだと断言できます。

後は、キャラクターも魅力的ですよね。なぜか立ち絵があるアトラック・ナチャとかクトゥグアとか、結構実は気に入ってます。

まぁ、もちろん!一番気に入っているのはアル・アジフなんですけど!

今はダウンロードのほうが安くて手に入りやすいし、起動とかも楽なのでもしよろしければそっちで購入を検討してみてはいかがでしょうか。僕もDMMさんで買いましたし。

 

という感じの批評と感想。

最後の最後に装甲悪鬼村正の感想もあるので、そんな感じで。

 

(以下ネタバレ注意)

 

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ネットの世界を現実に持ち込むということ

 

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最近、色々なオタク文化をテレビや町中で見るようになった。

年末年始なんか、紅白の小林幸子さんとか初音ミクの曲を歌ったり、ラブライブが出演してたりなんかと大騒ぎだ。他にも、ニュース番組でツイッターの話題を取り上げたり、一昔前なんかは「電車男」というネットの某掲示板(2chだな)での顛末をドラマ化までしてたりしてた。

まぁ、これを一概に良い悪いの話にするのはいささか問題があるのだけど、しかしこれに対して嫌な感情を持つ自分がいることは否定出来ない。

 

僕がオタクになり始めた頃、ちょっと興味本位で2chを覗いたり、ニコニコ動画なんかにコメントを打って楽しい!とかそういう半分黒歴史みたいなこと(これも黒歴史みたいな所あるけど)してた時、「オタクであること」は隠されるべき個人の趣味だった。時間で言えば大体10年前くらいだろうか。らき☆すたのお祭りがなかった頃とか、まぁそういう時代だな。

オタクというものが否定的だった時代から肯定的な時代に移り変わること自体に異論はない。(個人的に嫌悪感はあるけど)でも、オタクという文化を日本の「メインカルチャー」にしていいものかという懸念はある(偉そうだ)。

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キリスト教について僕がつらつらと話すだけの回

 

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(画像は本文と全然関係ないです)

授業で、キリスト教の礼拝を聞いてその説教内容とそれに対しての感想を書けという課題がありまして。

せっかくだし力入れて書こうぜ、と書いたのが今回載せる文章なわけであります。

一応一つの内容書くのに1時間半くらいですね。

特に脈絡もないし、多分前後関係がないとよくわからないです。それはレポートとして大丈夫なのか。

 

まぁ、メモ用に残しておくという感じですね。多分全5回か。そんくらいです。

ちなみに僕は全然キリスト教を信じてないせいで、若干のコミュニケーション齟齬が起きてます。向こうは父なる神みたいな話を出すんですけど、こっちはそういうものを前提としてないんですよね。

なんでまぁ、多分僕が言いたいこと言ってるだけっていう。まぁ、いつものやつです。

 

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ヒトでなし 感想 ―ヒトを救う、ヒトならざるもののハナシ―(5962文字)

「人を救えるのは人ではないものだけだ」

「仏様だって神様だって人じゃねぇだろうが。人でなしだよ。大体な。ヒトの言葉なんかじゃ人は救われた気にならねぇよ」―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

人が人を救えるかい、と老人は何処かで聞いたようなことを言った。

「あんた、そんなこととっくに解ってるんだろうに。違うか、オダさん。そうだろうよ。人が人を救うなんて、とんだ傲りだ。救ってくれるのは人じゃあない。だから神だの仏だのが要るのじゃないか。仏に救われようと思ったら仏の道をてめえで歩くしかねえのさ」―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

家族も。

社会も。

愛情も。

過去も。

俺が捨てたのか。―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

俺は、ヒトでなしなんだそうだ。

 

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タイトル:ヒトでなし 金剛界の章

著者:京極夏彦

出版社:新潮社

 

以下感想なのでネタバレ注意

 

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優しさの覚悟(アウターヘブン)

優しさとは何か。

我々が誰かに対し、何をしてあげられるのか。

 

益体もない、そんな優しさの話をしようと思う。

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ガンナイトガール 感想(2486文字)

 

 

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ブランド:キャンディソフト

シナリオ:かずきふみ

公式サイト:ガンナイトガールofficial web site

 

―――いずれ戦地に赴くあの人に、俺はなにをしてあげられるだろう。

 

 

というわけでガンナイトガールを先日クリアしたので、所感というか、そういうものを書いていこうかな、と。

別に詳しい考察をする気もないし、軽く作品の感想とコンセプトを推論したり。

まぁ言ってしまえば批評空間の長文コメントみたいな感じですね。

そういう軽い感じで、ネタバレ注意。

(以下感想)

 

 

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フィクションは夢想か。我々が超越しなければならないものとは。 ――元長柾木氏のツイートを考える――

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あのCMを批判することと非西洋の文化を後進だ野蛮だといって改めさせる植民地主義って同根だと思うんですよね 進路が決まった女の子の笑顔をそんな簡単に否定できるの? その進路がブラック企業ならともかく、あの世界観ではそうじゃないじゃん フィクションを異文化としてきちんと受け止めようよ 

フィクションが無意味なら気遣いとか配慮とか全部無意味だって話ですよ でも違うじゃん 気遣いとか配慮が大事だって、みんなぼくたちに教育してきたじゃん じゃあなんであの子の気持ちを無視するんだよ 気遣いなんて建前ですか そうですか うわーん(T\_T)

フィクションをわれわれとは関係ない夢想だと切り捨てるなら、気遣いも思いやりも民主主義も全部不要ですよ 隣人の幸福をそんな簡単に無視できるなら、プラトンもルソーもただの道化ですよ 人類の歴史に意味なんてないですよ

規制とかの話で、現実とフィクションは別という戦術をとるのは、まあ理解できるものの、ほんとは異文化の尊重(われわれとは異なる営為で悦ぶひとがいる)ということを主張してほしいわけですよ せっかく、偉い人たちが非実在青少年の存在を認識してくれたんだから

 元長柾木氏によるこのツイートは、当時話題になったブレンディの牛を擬人化したと思われるCMを指したものだ。

このCMについては、以下のサイトが詳しい解説(考察)をしているので、それを知らない方はそちらをまず参考にして欲しい。

mistclast.hatenablog.com

さて、この一連のツイートで元長氏はどのような意図を持っていたのか?

それを、考えていこうと思う。

いわゆる元長柾木論というものにする気はないが、しかし元長氏の過去の作品(フロレアール、ギャングスタ・リパブリカ、猫撫ディストーション)のネタバレとなる話になるかもしれない。ようするにそういうものがあるということで。

 

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