優しさとは何か。
我々が誰かに対し、何をしてあげられるのか。
益体もない、そんな優しさの話をしようと思う。
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ブランド:キャンディソフト
シナリオ:かずきふみ
公式サイト:ガンナイトガールofficial web site
―――いずれ戦地に赴くあの人に、俺はなにをしてあげられるだろう。
というわけでガンナイトガールを先日クリアしたので、所感というか、そういうものを書いていこうかな、と。
別に詳しい考察をする気もないし、軽く作品の感想とコンセプトを推論したり。
まぁ言ってしまえば批評空間の長文コメントみたいな感じですね。
そういう軽い感じで、ネタバレ注意。
(以下感想)
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あのCMを批判することと非西洋の文化を後進だ野蛮だといって改めさせる植民地主義って同根だと思うんですよね 進路が決まった女の子の笑顔をそんな簡単に否定できるの? その進路がブラック企業ならともかく、あの世界観ではそうじゃないじゃん フィクションを異文化としてきちんと受け止めようよ
— 元長柾木 (@motonaga_masaki) October 4, 2015
フィクションが無意味なら気遣いとか配慮とか全部無意味だって話ですよ でも違うじゃん 気遣いとか配慮が大事だって、みんなぼくたちに教育してきたじゃん じゃあなんであの子の気持ちを無視するんだよ 気遣いなんて建前ですか そうですか うわーん(T_T)
— 元長柾木 (@motonaga_masaki) October 4, 2015
フィクションをわれわれとは関係ない夢想だと切り捨てるなら、気遣いも思いやりも民主主義も全部不要ですよ 隣人の幸福をそんな簡単に無視できるなら、プラトンもルソーもただの道化ですよ 人類の歴史に意味なんてないですよ
— 元長柾木 (@motonaga_masaki) October 4, 2015
規制とかの話で、現実とフィクションは別という戦術をとるのは、まあ理解できるものの、ほんとは異文化の尊重(われわれとは異なる営為で悦ぶひとがいる)ということを主張してほしいわけですよ せっかく、偉い人たちが非実在青少年の存在を認識してくれたんだから
— 元長柾木 (@motonaga_masaki) October 4, 2015
あのCMを批判することと非西洋の文化を後進だ野蛮だといって改めさせる植民地主義って同根だと思うんですよね 進路が決まった女の子の笑顔をそんな簡単に否定できるの? その進路がブラック企業ならともかく、あの世界観ではそうじゃないじゃん フィクションを異文化としてきちんと受け止めようよ
フィクションが無意味なら気遣いとか配慮とか全部無意味だって話ですよ でも違うじゃん 気遣いとか配慮が大事だって、みんなぼくたちに教育してきたじゃん じゃあなんであの子の気持ちを無視するんだよ 気遣いなんて建前ですか そうですか うわーん(T\_T)
フィクションをわれわれとは関係ない夢想だと切り捨てるなら、気遣いも思いやりも民主主義も全部不要ですよ 隣人の幸福をそんな簡単に無視できるなら、プラトンもルソーもただの道化ですよ 人類の歴史に意味なんてないですよ
規制とかの話で、現実とフィクションは別という戦術をとるのは、まあ理解できるものの、ほんとは異文化の尊重(われわれとは異なる営為で悦ぶひとがいる)ということを主張してほしいわけですよ せっかく、偉い人たちが非実在青少年の存在を認識してくれたんだから
元長柾木氏によるこのツイートは、当時話題になったブレンディの牛を擬人化したと思われるCMを指したものだ。
このCMについては、以下のサイトが詳しい解説(考察)をしているので、それを知らない方はそちらをまず参考にして欲しい。
さて、この一連のツイートで元長氏はどのような意図を持っていたのか?
それを、考えていこうと思う。
いわゆる元長柾木論というものにする気はないが、しかし元長氏の過去の作品(フロレアール、ギャングスタ・リパブリカ、猫撫ディストーション)のネタバレとなる話になるかもしれない。ようするにそういうものがあるということで。
・ブランド:ケロQ
・シナリオ:すかぢ
・公式サイト:http://www.keroq.co.jp/suba/index.html
素晴らしき日々という、ゲームがある。
2010年に発売された美少女ゲーム、所謂エロゲーと言われるものですが、これは僕の価値観を大きく変えたものでした。
また、この考察はウィトゲンシュタインの論理哲学論考をベースとして素晴らしき日々が成り立っている、という前提がある。
つまり、ウィトゲンシュタインの話が唐突に出てくるのだが、そこは承知でお願いしたい。
非常に素晴らしいのでクリアしてから見てもらえると幸いです。
というわけで、以下考察。
※12月16日「雑記(ちょっと思ったこと)」に追記しました。
ネタバレ注意。
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・ブランド Alcotハニカム
・シナリオ おるごぅる
・公式サイト(http://www.h-comb.biz/product/03/index.html)
【あらすじ】
世の中には2種類のお兄ちゃんがいると言う。
現実の妹に絶望し、ゲームでも妹に萌えられなくなったお兄ちゃん
そして現実の妹に絶望したからこそ、ゲームの世界で理想の妹を求めるお兄ちゃん
この物語は、そのうちの後者。
現実の妹に「キモイ」「ウザイ」と虐げられ、美少女ゲームの妹に理想を求めた、
どこにでもいる平凡なお兄ちゃんの、血と汗と涙とその他もろもろの汁を元に啜った記録である。
主人公・大泉涼は、これまで数々の美少女ゲームで妹を愛してきた生粋のお兄ちゃん。
そんな彼が、とあるゲームの妹に心を奪われた。
大好きな声優、大好きな原画、そしてお兄ちゃんのためならちょっとエッチになってしまう妹。
だが、現実(リアル)の妹である栞はそうしたゲームに熱中する兄を、汚物を扱うような目で見る。
ゲームの妹――麻衣ちゃんは、兄をそんな目で見たりしない。
一緒にお風呂へ入ったり、手をつないで登校したり、すべてが現実とは違う。
そんなある日の夜、涼は不思議な夢を見る。
可愛い声で「お兄ちゃん」と呼ぶその子は、先ほどまでゲームで愛し合っていた理想の妹、麻衣であった。
そして翌朝、さらなる不思議な現象が涼を襲う。
「お兄ちゃん、起きて。ねぇ、お兄ちゃん」
軽く体を揺さぶられ、
重い瞼を開くと、そこには――
「おはよう、お兄ちゃん♪」
「ま、麻衣ちゃん!?」
馬乗りになって自分を起こしていたのは、ゲームのキャラそっくりの女の子であった。
若干アホなタイトルとアホなあらすじ(二次元のゲームから女の子が出てくる)からは予想できなかった、ド直球なシナリオ。
ああ、コレ完全にライターの趣味だなぁ…とか思ったけど、僕はそういう作品の方が好きなわけなのでここにこうして形に残そうというわけであります。
さて、以下所感と考察。
(ネタバレ注意)
続きを読む突如、謎の原因によりモンスター達が跋扈する世界に落とされた主人公「草薙悠也」。
そして自分と同じ境遇に置かれた女性「翠」と4人の子どもたち。
彼はこの異世界で、他の5人と共に生きるしかなくなったのだ。
以下、場面と所感。
(ネタバレ注意)
続きを読む時は超人、超獣(通称SB)と呼ばれる特殊な能力を備えた生物が存在する、そう遠くない未来。
人類は、ASB連隊という国連が運営する組織により、SBが引き起こす事件に戦ってきた。
主人公、イース=カリィフォード率いる第12ASB大隊が戦うこととなったSBは―――
「総員、戦闘態勢、ここからは一瞬も気を抜くな。敵は地球最強の男なんだからな」
以下、場面と所感。
(ネタバレ注意)
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