ここにいるすべての人のために

ノベルゲー・思想・小説なんでもござれ。思ったことをつらつら書いていきます。

あきゆめくくる 批評 (4432文字) ―ラブコメディと共に―

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僕は轟山が言っている言葉の意味がわからなくて怖かった。

だけど――。

だけど、きっと、轟山が本当のことを言ってくれたのは、間違いなくて……。

「もっと説明してくれたらわかるかもしれない。だから、もっと喋ろうよ」

 

ブランド:すみっこそふと

シナリオ:渡辺僚一

公式サイト:あきゆめくくる

 

閉鎖空間ループ系ハーレムSF季節シリーズ第三弾、あきゆめくくる。というか、シナリオ氏は何かこういう題材じゃないといけないみたいな呪いでもうけてるんでしょーか。たしかどっかで、すみっこそふとでの仕事は自由にやらせてもらってるという旨の発言を見かけた気がするんですけど、これは果たして自由なんでしょうか。たしかに自由というのはむしろ規則があって初めて成り立つものではありますけど…何の話だコレ。

 

そんなこんなであきゆめくくるの感想です。

うーん、ちょっと土織キスちゃんが可愛すぎてヤバイですね。いえ、まったくこれっぽっちもロリコンではないんですけど。

個人的に、猫撫ディストーションの琴子みたいな、いわゆる「ロリ哲学」ジャンルが結構好みで(いわゆるのか?)。哲学的だったりSFチックな作品の解説役にロリを当てるというのはあれですね、コーヒーに砂糖を入れる感覚ですね。

 

というわけで以下感想。ネタバレ注意で。

 

 

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なつくもゆるる 感想 ―世界の終わりを越えて― (2854文字)

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ブランド:すみっこそふと

シナリオ:渡辺僚一

公式サイト:なつくもゆるる

 

 

もう少し先でいい。

世界が終わるのはもう少し先でもいいかもしれないんだぞ。

 

 

稀代のロリゲー、なつくもゆるる。一応ロリである必要性(理由)というのは作品内でしっかり説明されてますけど、うん、多分コレは作り手側の趣味ですね。

前作の「はるまで、くるる」の小説版(非18禁)が発売されたこともあって、あきゆめと一緒に買ったんですが、めちゃくちゃ面白かったです。シナリオのテンポと奥深い舞台設定。世界観をきっちり伝えるために簡単な絵を使ってるとこもユーザーに優しくて良いですね。

 

なんというかやっぱり、「恐怖」ってのはシナリオを読み進めさせる上での大事なスパイスになるのかなぁ、と思ったり。

あと僕はロリコンじゃないので、ものべのの後のこれは若干ロリ食傷気味でした。まぁよくあるよくある。

 

というわけで以下感想。ネタバレ注意で。

 

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3月20日:『桜花裁き』、『オトメ*ドメイン』など

久しぶりの日記。

日記というかコレ感想メモに名前変えたほうが良いんじゃないのかなぁとか思うけどそれはそれ。

 

3月に入って時間に余裕が漸くできてきたので色々終わらしたいなぁ…。結構いろんなゲーム積んでるんだけど、なんか新しいゲーム買っちゃうんだよね…。

とりあえず今は2年前にやり始めたものべのを再びやり始めたり。うーん、困った、細かいとこ全然覚えてないぞ?

 

という感じで各所メモ。今回は『桜花裁き』、『オトメ*ドメイン』『イブニクル』、『緋のない所に烟は立たない-緋修離と一蓮托生の女たち-』について。

今回はビジュアルノベルばっかだなぁ、という感じで。ネタバレ注意。

 

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Re:批評と云う名の呪術/テーマという御伽話

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呪いというのは、この世に本当にあるものなのか?

 

呪いはあるぜ。しかも効く。呪いは祝いと同じことでもある。何の意味もない存在自体に意味を持たせ、価値を見出す言葉こそ呪術だ。プラスにする場合は祝うといい、マイナスにする場合は呪いという。呪いは言葉だ。文化だ。

 

――関口、京極堂 (京極夏彦著『姑獲鳥の夏』)

 

 

「批評と云う名の呪術」というのは、僕が尊敬し、このブログを始める契機にもなったのりさんによるブログ、「臥猫堂」に掲載されていたコラムの一つであります。

この「臥猫堂」はかつてNiftyのブログで運営されていたのですが、この間このNifty自体が閉鎖し、ブログをみることができなくなってしまいました。(のりさんはブログをHatenaの方に移したのですが、移転作業を途中でやめてしまいました)

なので、ということでもないのですが、僕が感銘を受けたコラムを自分なりに再構築してみようかなというわけです。それに加え、僕なりの「作品論」というものを話せればな、という回です。

 

さらに、今回の記事で、僕が以前友人に言われた「作品に伝えたいテーマがあるなら、それを作品に込めずそのテーマをそのまま言えば良いのではないか?」という問いの回答が出来ればな、と思います。まぁその友人は覚えてないし見てもないでしょうけど、こういうのは自分の気分ですよね。という感じで。

 

サクラノ詩』、『あけいろ怪奇譚』で同じような話してるんですけど、まぁ気にしない方向で。

 

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ユメミルクスリ 批評 (5605文字) ―夢見る世界にサヨナラしようか―

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ブランド:ruf

企画:田中ロミオ

シナリオ:ユメミルクスリ製作委員会 

 

夢見る世界に さよならしようか

目覚まし時計がなるよ もう起きよう

夢見る世界に さよならしようか

白く霞む空 砕けて壊れる

 

 

2005年発売のユメミルクスリ。10年以上経ってしまった今ではrufも潰れましたし、絵師であるはいむらきよたか先生もだいぶ有名になりました(主にとあ魔の影響で)。

でもこう、やっぱりこの作品の奥底にある「現実感のない現実」という矛盾した感覚は今でも通じると思います。というか、こういうのって通じる人には通じますし通じない人には通じないので時代とかあんま関係ないような気も。

 

そんな感じでユメミルクスリ批評。当然のことながらネタバレ注意で。

 

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Fate/Grand Order 感想 ―人はいつまでも歩み続ける― (3575文字)

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ブランド:TYPE-MOON

シナリオ:奈須きのこ(メイン) 

公式サイト:Fate/Grand Order

 

ボクらは意味の為に生きるんじゃない。

生きた事に、意味を見いだす為に生きているんだ。

 

先日、FGOのシナリオをクリアしました。

スマホゲームでシナリオをしっかり作ってるゲームって結構珍しくて、そういう点で言えばFGOは異色のゲームといえるでしょうね。シナリオ自体は結構王道なのですけど。

スマホゲームという形で、敷居が低いこともあってか多くの人が「Fate」の魅力を、ひいては奈須きのこの魅力に感動してくれました。空の境界からの型月ファンとしてはこれ以上の喜びはないですね。来年もまた、新たなFGOに触れていけると思うと感動です。(てゆーか一ファンとしてはきのこの文章が定期的に供給されるってだけで神ゲーなんですが)

 

というわけでFGOの感想、あとFate/stay night(以下Fate)から見たFGOのテーマとかなんとか。基本的にネタバレなので、まだの人は、今すぐ、両方、やりましょう。

 

 

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11月9日:『P5』、『エルメロイⅡ世の事件簿』など

 

日記ってのは毎日やるから日記なんですよ!!

という話はおいておいて、今回は『P5』と『エルメロイⅡ世の事件簿』、それに『大迷宮&大迷惑』について。

ノベルゲーとかもやってないわけじゃないんだけど、最近批評作品を作る熱意みたいなのがなぁ…。とりあえず「ユメミルクスリ」とか「シンソウノイズ」とかで作れればいいなぁみたいな。

というわけでネタバレ注意。

 

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