お久しぶりです。相変わらず生きております。
今年は色々と激動だったというか…。
まぁまだ11月なんですが、それでも人生の総決算のような忙しさがあり、大人になるってこういう事かもね、なんて諦観を覚えてしまいます。
というか最近ようやくSwitch2が当たりまして!
いやー、長かった。Switchほどじゃないけど待たされましたねー。
今は『龍の国 ルーンファクトリー』と『BALL PIT』あたりをのんびりとやっていたり。ポケモンとカービィもやりたいなぁ。
実はPCもゲーミング用に新調したので、ゲーム機器がPC/Switch2/PS5となってしまっているですけど、これPS5がちょっと…こう…いらない子になってきた感じが…。
まぁそこら辺の整理もいつかしなきゃですねー。メインで使うゲームハードを何にするのか、みたいな。ゲハ戦争、再び…!
そんな感じで以下感想。
『ラブピカルポッピー』『辻堂さんの純愛ロード/辻堂さんのバージンロード』『真・恋姫†英雄譚外伝 -白月の灯火-』
ネタバレ注意で~。
ラブピカルポッピー

SMEEの作品久しぶりだなーとか思ってたらフツーに前作もプレイしてたので、販売間隔の問題でしたね。
「15周年の原点回帰作品」と銘打ってるけど、良くも悪くも丸くまとまってしまってるなぁ。ある程度のテンポ感は維持しつつ、早瀬ゆう氏らしさは抜けており、万人受けはしやすいけど思い出には残りにくいかも。
あとヒロインの心が読めるシステムは地味にテンポを阻害してたので次回作からは飛ばしてくれると嬉しいかな…。
シナリオとしては希未と美卯が頭一つ抜けてたね。
希未は共通ルートを加味したルートが構成されてて、うまーくシナリオがまとめられてた印象。美卯は最後の名前の伏線回収がキレイだったので100点です。俺はこーゆーのに弱い。
綾子さんもキャラ的に好きなんだけど、もうちょっと他キャラと差別化してもいいんじゃなかろうか…。久々に良い年上キャラだったがゆえに残念…。
辻堂さんの純愛ロード/辻堂さんのバージンロード

愛さんが好き
俺のツッパるところは、ここだけなんだから
実はだいぶ前にクリアしてるはずなんだけど、ほぼ内容を覚えていなかったので再プレイ。
さすがのタカヒロ&さかき傘、安定して面白いねー。
大まかな作品のコンセプトは「不良(よからず)」で、そこから「不良と悪人はどう違うのか?」が1つの主題かな、と。
集団や社会の定めたルールから外れてしまい、他人に迷惑をかけるという一点では不良と悪人に違いはない。ならその2つを分けるのは何なのか?
人間ひとつくらいはカッコつけるポイントが。
ツッパるところがあったほうがいいのさ
───マキ
ツッパるところ、譲れない信念、曲げられないプライド。
まぁ言い方は何でもいいけど、そういう自分で決めたルールがあるのか、そしてそれを守り続けられるのかってことだね。
(ここらへんはさかき傘の『金色ラブリッチェ』に通ずるものがあるかな)
愛ルートではそこが特にキチンと描かれていて、愛にとってそれは「ヤンキー(不良であること)」であり、大にとっては「優しいこと」だった。そしてそれは譲れないからこそ、その在り方がどこかでぶつかってしまう。
だから互いにずっと一緒にいられないというのは1つの正しい回答だし*1、一方でぶつかり合ってしまう存在同士が共に生きるためにその溝を愛が埋めるというのもキレイな構成だった。
で、逆にこの「不良」の枠から外れたのが梓なワケで、信念や譲れない部分がないからこそ、坂を転がるように悪い方向へ流れてしまう。*2
ヒロインは「幼馴染な姉キャラ(マキ、よい子、冴子)」と「ギャップで大が惚れるヤンキーキャラ(愛、恋奈)」で大別できるんだけど、このルールから逸脱しているのもこれが原因だね。
まぁ一種のアンチテーゼキャラなんだな、梓は。FDでキチンと救われて良かった良かった。
お気に入りキャラは愛さん、マキ、梓、真琴さん。
無理だと分かっているけど、真琴さんの過去エピソードもFDで入れてほしかった…!ビジュがあまりに良すぎる。
後FDのよい子ルートは特に良かったな!展開だけで言えば一番好みかも。やっぱ主人公はカッコよくなくちゃ。
真・恋姫†英雄譚外伝 -白月の灯火-

まぁいつものBeason。
各メーカーが潰れていく中で、変わらずのクオリティを出してくれるメーカーは有難いなぁ。
いつも通りFDというか、普段スポットライトが当たらない「三国志」ではない部分に焦点が当たって面白かったね。
恋姫英雄譚シリーズは、「魏」「呉」「蜀」の3視点から「三国志」の物語を体験できるのがウリなんだけど、良くも悪くも史実を(あるいは「三国志演義」を)なぞるから話が予定調和的になってしまうんだよな。
今回の良かったポイントは、そうした予定調和を壊して漢帝国を生き長らえさせることに成功した部分。普段あまり分からない一刀さんの活躍がわかりやすくなっていてとてもベネ。
まぁ呂布や董卓に焦点が当たっていたかと言われると微妙なんだけど…。
わりとこういうIFストーリーみたいなのはどんどんやって欲しいなぁ。
歴史改変モノとしての面白さに舵を切ってもいいというか、少なくとも恋姫三国志に関しては一通りのストーリーを説明できたでしょ、という。
お気に入りキャラは瑞姫。
『双天恋姫』の虞姫もそうだったけど、ここのメーカーの小悪魔キャラは強すぎる。
てか今回のFDで一番得をしたのって実は華雄では…?