受け入れろ。お前はお前だ。
今ここにいるたった一人のお前しかいない。
他の何者かになれるわけがない。
ブランド:シルキーズプラスDOLCE
シナリオ:範乃秋晴
公式サイト:景の海のアペイリア
なんか最近妙にSF作品に触れる機会が多いんですけど、やっぱりAIを主題にしたSF作品は最近ならではですよねぇ、とか。
一番直近の作品なら”三体”がオススメだったり。異文明とのファーストコンタクト…。まぁSFならではのテーマであり、これは問われるべき問題なのかなぁ、とも思います。
というか、シルキーズプラスは”ななリン”からやってるんですけど(なんなら立ち上げ当初から知ってる)いつの間にこんな系列が増えたんですか…?そもそも、系列を増やすことに何の意味があるのかという疑問もあるんですけど、そこらへんは経営的判断なんですかねぇ。評価が低い作品を出した次の作品は売れにくい、みたいな。
まぁそこらへんを含めてシルプラは比較的安心できるメーカーですし、企画/シナリオの範乃秋晴は僕も”あの晴れわたる空より高く 批評”で書いた通りGoodシナリオライターなので余計な不安はなかったのですが、十分に期待を上回ってくれましたね。
科学ネタをちゃんと描けるライターってとても珍しいので、皆さんも買うといいですよ。
そんな景の海のアペイリア感想。今回は自己と、そして小話として僕のAI論を少しだけ。
<わたし>とは何か。自我とは何か。意識とは何か。
そんな哲学上の論争が、AIの台頭によって現実上の問題になっているというのは少し面白いですね。僕も大手を振ってこの種の話ができるというものです。
以下ネタバレ注意
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